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いまどきモデルの素に迫る一問一答
KATSUMATA JAPAN officeの第1期モデルであるレブン(右)、オーウェン(中)、リツ(左)を呼び出して、写真やサイズだけでは見えてこないパーソナリティに迫るべくインタビューを敢行。趣味はダンス、特技はドラム、はたまた、最近ハマっているのはヤクザ映画――まさに三者三様というべき、それぞれの個性から意外すぎる過去までもが浮き彫りに。
Q1 いまの本業は何でしょう?
レブン「大学4年生でスポーツマネージメントの学部にいて、スポーツイベントの企画や運営の勉強をしてきましたが、卒業後は知り合いの古着屋を手伝うことになりました(笑)。授業はそこまで大変じゃないんで、秋くらいからお店に立つことになりそうです。いろいろ勉強させてもらって、ゆくゆくは自分のお店を持てたらという思いもあります」
オーウェン「総合グローバル学部の大学2年生です。何を勉強する学部かはよくわかりません(笑)。というのも、やりたいことが決まっていないので、何でもできる学部を選んだんです。いまは広くいろいろな地域について学んでいて、秋には地域や内容を絞ります。入学してずっとリモートの授業で、学内の友達を作れない状況がつらいです……」
リツ「高3で卒業後は大学への進学を考えています。モデルの活動をしながらぼちぼち受験の準備もしなきゃですね。大学では文芸思想といって文芸作品から幅広く哲学なんかを学びたいと思っています。特に何になりたいからということじゃなく、もともと本を読むことが好きなんで。どうせ勉強するなら楽しめることがいいっていう単純な考えです」
Q2 モデルになるきっかけって?
レブン「もともと興味はありました。ファッション誌をよく読むというのもありますし、そこにちょこちょこ知り合いが出ていたりもしたんで、なんとなく撮られるのもおもしろそうだなって。とはいえ、自分がモデルをやるということは想像していなかったんですけど、父親を通して勝又さんから声をかけてもらってやりたい気持ちが出てきました」
オーウェン「雑誌とかSNSで見るランウェイを歩くモデルがかっこよくて、憧れはありました。でもやっぱり、自分がっていう気持ちはなかったんですけど、ワイン仲間だった父親と勝又さんの間で知らないうちに話が進んでいたという(笑)。いままで人前に立つような経験はありませんが、うれしかったですし、とりあえず乗っかってみようかなと」
リツ「それほど興味があったわけじゃないんですが、親からずっとモデルやりなよとは言われてまして、ついにある日父親からモデルになれるかも?ってLINEが来たんです(笑)。それがこの事務所に誘われた話で、何事も経験だと思い、やれるならやってみようとなりました。両親がともにアパレル関係だった影響もあってファッションは好きです」
Q3 ファッションとの関わりは?
レブン「バスケをやるので自然とバッシュに興味を持ち、そこからストリートをかじったもののあまり似合わず(笑)、普通っぽい古着のよさに行き着きました。いっときはヴィンテージにも走って、工場とか歴史を調べるのも好きですけど、いまはそこまで時代とかにはこだわらず古着を着ています。ダンスをするときに着られるかもポイントです」
オーウェン「最近は柄物のシャツが気になっていて、今日着ているのはOUR LEGACYです。スウェーデンのブランドで花火柄ってところがちょっとおもしろくないですか。たまに行く横浜元町のCHINATOWN RIXというセレクトショップで買いました。いまはフレアのデニムやスクエアトゥのシューズも欲しいんですが、なかなかお金がなくて(笑)」
リツ「中3のとき、ニューバランスの996を父親に買ってもらってからファッションのおもしろさに気づきました。それからは一緒に買い物へ行くことも多いです。最近好きなのはドメスティックのブランド、doubletとか。遊び心がありながら着やすさもあって。今日のTシャツもそこのです。いま欲しいのはマルジェラのドライバーズニットですかね」
Q4 趣味や特技はあったりする?
レブン「4歳くらいからダンスを始め、いまはロックダンスをメインにやっています。大学のサークルは週3で活動があり、それとは別に昔から教わっている先生のレッスンに行ったりもします。ダンスバトルというものがあるんですが、それが自分に合っていて楽しいですね。ただ踊りをお客さんに見てもらうだけじゃなく、戦う感じが好きなんです」
オーウェン「高校までサッカーをしていて、ポジションはキーパーでした。部活もゆるくて本気な感じではありませんが、友達と一緒にいられることが楽しかったんですよね。普段は何もなければ家から出ないインドアな人間で、映画、マンガ、ゲームが好きです。少し前までは洋画派でしたが、ヤクザ映画をきっかけに邦画のよさに気づきました」
リツ「小5からドラムをやっていてもう7年ですね。親が音楽を好きだったというのと、母親が働いていたところに島村楽器のお店もあって、そこでドラム教室体験会を受けたのがきっかけです。いまは家に電子ドラムがあるので、暇なときに叩いています。一度、学校の軽音楽部に入ってバンドを組んだんですが、音楽性の違いで自然消滅しました(笑)」
Q5 どんな音楽や映画が好き?
レブン「自分は踊る音楽と聴く音楽が一緒で、90年代のヒップホップやニュー・ジャック・スウィング、昔のR&Bやソウルですね。だから、いまの日本の音楽とかまったくわからなくて、カラオケとか困ります。ちなみに、ラップもDJもできません(笑)。映画はブラックカルチャー系が多いんですが、昔から『レオン』は好きで何度も観ています」
オーウェン「何事も広く浅くの人間なので、洋楽であれ邦楽であれ有名どころを押さえる感じですね。最近のアーティストならエド・シーラン、ワンオク、King Gnuあたりは好きです。親の影響もあって昔からQUEENなんかのロックは聴いていて、初めて映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観たときはめちゃくちゃウォーってなりました(笑)」
リツ「ひとつのジャンルにストイックなものではなくて、いくつかのジャンルが混ざったようなミクスチャー的なものが好きですね。例えばトリップ・ホップのアーティストとか。最近ではKing Gnuの常田大希さんがやってるmillennium paradeもダブルドラムだったりしておもしろいです。映画は洋画が多くて、社会情勢を反映したものが好きです」
Q6 影響を受けたのは誰?
レブン「自分がやっているロックダンスを作ったトニーゴーゴーって人です。THE LOCKERSというダンスチームのメンバーなんですが、いまは日本にいて、自分は彼のレッスンを受けてロックダンスをやっていこうと決めました。初めて会ったのは小学生のときで、当時はすごさをわかってなかったんですけど。60代でまだバリバリ踊ってます(笑)」
オーウェン「身近なところだと祖父ですかね。クローゼットに20着くらいのダブルのジャケット、引き出しに100本くらいのネクタイを持っているような人で、いまでもイケてるようなものがいっぱいあるんです。本人は特に洋服が好きというわけではないみたいですが、母親とともに自分へのファッション的な部分への影響はかなり大きいですね」
リツ「洋服も音楽も、カルチャー的なものの入りはすべて父親ですね。そこから広がっていった感じです。会ってみたい人なら、さっきも話に出たKing Gnuの常田大希さんとかドラムの勢喜遊さんもそうですし、MASSIVE ATTACKの3Dにはどういうことを考えてるのか聞いてみたいですね。バンクシーのこととか。英語は話せないですけど(笑)」
おまけ ジャニーズJr.だったってマジ?
レブン「小学生のとき母親がジャニーズに応募しまして、気づいたらジャニーズに入っていました(笑)。小3から中3までの6年間いて、楽しかったんですけど、高校では本気で部活をやりたい気持ちが強くてきっぱり辞めました。Sexy Zoneのマリウス(葉)くんとかKing & Princeのメンバーとかと一緒に嵐のバックで踊ったりもして紅白にも出ましたよ」
ってことで、今回はここまで。リクエストがあれば第2弾もあるかも。
Left : リツ https://www.kmjo.jp/ritsu/Center : オーウェン https://www.kmjo.jp/eoghan/Right : レブン https://www.kmjo.jp/reven/
Photography FUMIHITO ISHIIText YUSUKE MATSUYAMA